千葉県富津市で築100年以上の蔵・大屋根調査を行いました
2025.11.25

千葉県富津市で築100年以上の蔵・大屋根調査を行いました
先日、千葉県富津市にある築100年以上の蔵にて、大屋根の調査を行いました。里山に囲まれた静かな地域に佇むこの蔵は、明治後期から大切に受け継がれてきたもので、住まい手の方にとっては「家の歴史そのもの」と言える存在です。外観は落ち着いた漆喰の壁と重厚な瓦屋根が印象的で、地域の文化を象徴するような建物でした。
今回ご依頼いただいた理由は、「最近、雨の日に蔵の内部が少し湿っぽい気がする」というもの。長年風雨にさらされてきた大屋根は、外から見るだけでは状態が分かりにくいため、細かな点検が欠かせません。そこで安全対策をしっかり整えたうえで、屋根に上がり、瓦のずれや割れ、下地材の劣化、棟部分の歪みなどを丁寧に確認しました。
調査の結果、瓦そのものの多くは当時の職人が丁寧に施工したもので、今も十分な耐久性を保っていました。しかし棟の一部で漆喰が痩せ、瓦の間にわずかな隙間が生じている箇所があり、小さな雨水の浸入が起きている可能性が判明しました。また、屋根下地に使われていた木材の一部は経年による弱りが見られ、今後の維持を考えると早めの補修が望ましい状態でした。
築100年を超える建物は、材料も工法も現代とは異なり、簡単に取り替えればよいわけではありません。だからこそ、できるだけ当時の姿を損なわず、建物の呼吸を妨げない形で補修を行うことが重要です。今回は、瓦の再利用を前提にした部分補修または葺替え、ガルバリウム鋼板(瓦調)の計画をご提案しました。
蔵は地域の気候や風土と向き合いながら、長い年月を生き抜いてきた貴重な建物です。その大屋根を守ることは、単なる「修理」ではなく、地域の歴史を未来へ残すための仕事だと感じています。今後も富津市の皆さまが安心して大切な蔵を活用できるよう、丁寧な点検と適切なメンテナンスを続けていきたいと思います。

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