無機塗料で外壁塗装をするメリット・デメリットとは?
2025.05.10
無機塗料で外壁塗装をするメリット・デメリットとは?
外壁塗装の塗料選びで、「無機塗料」という選択肢を耳にしたことがある方も多いでしょう。無機塗料は、シリカ(ガラス成分)やセラミックなどの無機物を主成分とした塗料で、耐久性の高さから近年人気が高まっています。しかし、すべての住宅に適しているとは限らず、メリットとデメリットをしっかり把握しておくことが大切です。
まず、無機塗料の最大のメリットは「圧倒的な耐久性」です。無機成分は紫外線によって分解されにくいため、一般的な塗料と比べて劣化が遅く、15年〜30年もの長寿命を実現します。また、防汚性にも優れ、雨によって汚れが流れるセルフクリーニング効果があるため、美観を長期間保てます。さらに、防カビ性・不燃性にも優れており、メンテナンスの頻度やリスクを抑えることができます。
一方で、無機塗料にはいくつかのデメリットもあります。まず、価格が高い点。高性能である反面、施工費用は一般的なシリコン塗料の1.5倍以上になることも珍しくありません。また、無機塗料は塗膜が硬いため、地震などで外壁にひびが入りやすい地域では適さないケースもあります。さらに、製品によっては「無機+有機」のハイブリッド型も多く、必ずしも完全な無機塗料ではない点も注意が必要です。
無機塗料は、長期的なコストパフォーマンスや美観維持を重視する方におすすめですが、建物の状況や地域環境によっては他の塗料の方が適している場合もあります。塗装業者とよく相談し、住宅の特性に合った塗料を選びましょう。
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